足尾町足尾銅山遺構巡りツーリング

足尾町足尾銅山遺構巡りツーリング


今回ADV150ツーリングで目指したのは奥日光、国道122号線を桐生市側から日光に向かって走り、足尾町の市街地を通った、毎回この町は素通りしてしまうが、今回は日光方面に向かわない事にして前から気になっていた「銅親水公園」の方へ向かってみた

最初から足尾銅山遺構を巡るつもりはなかったんですが、銅親水公園近くにあった山奥に向かう道をスマホナビを確認しないで冒険してみたところ、結果的に足尾銅山の遺構を巡るルートになっていたという、かなりマイナーな道路でのツーリングの話です



今回のツーリングは地図上「足尾環境学習センター」という場所にある「銅親水公園」、その帰路に山奥への道があり結果的に市街地を起点にグルっと回ったルートになりました



国道122号線を日光(奥日光、世界遺産)方面に向かって、ここで足尾市街地を走った、ここの交差点でどちらの道へ行っても市街地を過ぎると再び同じ交差点に出る、市街地の方は所々道も狭くクネクネしてるので再び同じ同じ交差点に出るとしても国道の方が早い、写真はADV150に取り付けたドライブレコーダー



林道(近沢林道/牛の沢出原)から足尾銅山へツーリングのページでも書いてる国道122号線と渡良瀬川を挟んで市街地の中にある道路沿いにある「足尾銅山観光」、銅山観光の本拠地で坑道の中を見て回れる、過去に入った事があるので今回も通過し日光方面へ



市街地を走り抜けると再び国道122号線と合流できる交差点に、いつも日光に向かって直進側にADV150を走らせるが、今回はわたらせ渓谷鉄道「間藤駅」、銅親水公園側に冒険する事にして左に曲がった



曲がってビックリ!こっち側にも街があった!!



人家も少なくなってくると渡良瀬川沿いに大きな廃墟が見えた、足尾精錬所跡?



川沿いを山方向に進むと突然前方が開けて絶景が見えた、砂防ダムの人工的な造形だが、滝が連なる雄大な景観であった、紅葉の秋も見たい絶景ポイント発見



道なりに進むと通行止め、しばらく道沿いに車を停めて観光客の動向を見ていると、トレッキングや車に積んできた自転車で奥の方へ散策に行く人たちがいた



通行止めの下辺りに無料駐車場発見!人工的な滝が連なってた部分が「銅親水公園(あかがねしんすいこうえん)だった、天気も良かったので多くの車が停まっていて満車状態だった



駐車場脇からのすぐ、松木川に銅橋がありそこからの撮った写真、猛暑日だったから涼しい~奥に見える山(雲に隠れてる?)のどこかに半月山展望台があり、そのの向こうには中禅寺湖がある、半月山展望台は奥日光ツーリングの記事で書いている



橋を渡ると足尾砂防堰堤がある、壁画が描かれてるがちょっと汚れて見にくかった、ここは広々とした整備された公園となっていて足尾環境学習センターや公衆トイレ、無料休憩所の立派な建物もあった



帰路、足尾精錬所跡?の山奥に道があったので冒険してみる事に、道路標識は銀山平とある、最初はどこに出るのかわからなかったが結果的に足尾町をグルっと回る道路の始まりだった



道は一車線幅、人家もなくかなり寂しい道だった



途中「本山高山神社」という史跡があった、砂利道の方は綱が張ってありバイクで進む事はできなかったが、砂利道の先はもっと寂しい場所で、熊も出そうな危険な雰囲気を醸し出していたから歩かなかった、本山抗口跡もあるようだが、バイクから降りたくない雰囲気の場所であった



この辺りは本山鉱山という跡地で昔はこのように建物がひしめいたようだが、今は木々が生い茂ってるだけで、寂しい場所に変貌していた



さらに奥へ進むと道幅はもっと狭くなり、景色は望めぬ林間を走り抜けた、正直熊が出てきてもおかしくないほど生い茂ってる間を走行、対抗してくる車やバイクもなく、人家もない、超寂しい道路だ、この道路は車で走行しても路肩にスレ違う場所をあまり見かけなかったから、車どうし対面したら苦労しそうな道路、バイク向きであった



クネクネとした細い道を走り抜けると舟石峠駐車場というのがあった



この駐車場に観光マップがあり自分の今の現在地と、この先はまた国道122号線に繋がる事も確認、また今走っていた細い道は「林道舟石線」という名称だった、この舟石という場所は大正時代には47戸もの農家があったそうだが、平坦になってる広い駐車場には昔ここに人家があった形跡もなく、畑や田んぼも形跡もない大自然の姿に変貌していて、舟石という岩だけが当時の面影の記念として残っていた








ADV150を再び走らせた、駐車場からしばらくは緩やかな上り坂でその先は下り坂となっていた、道は相変わらず狭かったが、上ってきた時の林間と違い寂しさは感じない雰囲気だった



舟石駐車場からしばらく走ると銀山平という場所?に到着、ここは「国民宿舎かじか荘」という宿があり足尾温泉という露天風呂で日帰り温泉も可能だった



近くにいたお爺さんが話しかけてくれたがこの「庚申山」というのは有名で遠くから多くの人が来るとの事、確かにこの辺りは無料駐車場が点在していて庚申山登山をする人と思われる栃木県や群馬県以外のナンバー車が多数停まっていた、説明書きには色々書いてあったが南総里見八犬伝の化け猫退治の場でもあるそうだ



ここからバイクで下り坂を走らせてすぐ「銀山平公園キャンプ場」といいうのがあり、バイクでソロキャンプをしてる人を見かけた、8月下旬の日曜日だがあまり人はいなく静かだしすぐ近くで日帰り温泉もできるから、このキャンプ場はいいかもしれない



キャンプ場から下ってすぐ、両脇に石垣が積まれて段々になってる場所があった、近くの説明書きを読むとここは銅山の会社の社宅が立ち並んでいた遺構だった



今走ってる道は「庚申山公園線」という道路で「庚申川」沿いにある道路、大きな岩がゴロゴロしていて水は澄んでいて走りながらもチラチラ渓谷美が楽しめた、数名のツーリングバイクの人たちは路肩に停めて川の方で遊んでるのも見えた



渓谷美を楽しみつつ下ると大正15年に架設された「旧小滝橋」という橋の遺構があった



近くには抗夫が仕事終わりに入浴したという浴場の湯舟跡もあった



この道路沿いは小滝抗を中心とした街が形成されてたらしく、走ってると銅山の遺構が多かった



今、この道の両脇は緑に囲まれた大自然しかないし、食堂などのお店、人家もなかったが、道路脇に掲示されてた昔の写真を見るとここには大きな街、そして多数の人が住んでいたのがわかった



小滝抗の遺構が過ぎた後に車を停めて複数のカメラマンが三脚をたてて山方向の何かを狙っていた、景色も単なる自然の山だし気になったので声をかけて聞いてみた、ここから、ある木を狙ってるそうだ、そこには鹿やカモシカや熊などが現れるポイントなんだそうで、撮れる日もあるけど撮れない日もあるから気長に涼みながら狙ってるとの話でした、野生動物写真家って大変ですね



庚申ダム湖を走りながら見つつ、その後しばらく下って国道122号線に出た、今まで足尾銅山観光のある市街地周辺だけが銅山かと思っていたが、グルっと一周できるほど昔は広範囲に坑道入口があって街が形成されていた大都会だったというのがわかった、ちょっと勉強になったツーリングでもあった

最後までお読み頂きありがとうございました

足尾町足尾銅山遺構巡りツーリングの様子を動画にしてみました